BGP #38
2001/3 発行

Cover
高野 三三男
黒い手袋の婦人(正式なタイトルは不明)
1960
油彩
90x71cm

高野三三男は1900年、東京に生まれた。
激動の1920年代のパリで社交界の画家として活躍し、 裸婦、道化、パリ風の女、
社交界や演劇界の名士たちの肖像などを多数の作品を描いた。
非常にフランス風な感受性を日本的な色彩とともに表現し、 パリを愛し、
パリに愛された希有な画家でもあった。
この作品は2001年、MAU FINE ART 企画展
“ポートレート-時代を描写する1930-1960年の肖像画”にて展示された。


CONTENTS

■アートガイド / 美術館・博物館・ギャラリー

■レビュー / 『博物館は新しい知識との出会いの場所』
わかりやすい、リアルな体感、満足度アップ! 出かけませんか博物館へ - 山本 茂

■ポエム / 『かわはぎの夢』
いつか自分も頭をつけてスーパーの店頭に並ぶ夢を - 村上 弥生

■ブックレビュー / 『無条件降伏-第二次世界大戦後の日本-』
日本はいま何処にいて、これから何処へいくのか - マット・フィールド

■モノローグ / 『戦士が護るもの』
故郷…時に戦い疲れて傷を癒しに帰る場所 - 大塚 必佑子

■バイリンガル / 『地獄の花嫁2-ウエディングドレス殺人事件亡霊の復讐』
アートが感じられる娯楽番組 - John Mills 翻訳 裏谷 嘉信

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